日本初!環境に優しいダイビング・シュノーケリングの国際基準「Green Fins」認定店の誕生に向け、恩納村で認定人(アセサー)のトレーニング実施が決定
恩納村役場(所在地:沖縄県国頭郡、村長:長浜善巳)が2020年4月に日本で初めて導入した、持続可能な観光、ダイビング・シュノーケリング事業を促進し、サンゴ礁を保全することを目的とされた取組みGreen Fins(以下「グリーン・フィンズ」という。)が、日本で初めてとなるグリーン・フィンズ認定人(以下「アセサー」という。)の誕生に向け、トレーニングを5月23日〜28日にかけて前兼久公民館および村内ダイビングショップにて実施いたします。
実施後には、日本国内初となるグリーン・フィンズ認定店の確保を目指します。
恩納村が導入しているグリーン・フィンズの取り組み:
http://www.vill.onna.okinawa.jp/sp/politics/1508724757/1610705037/
グリーン・フィンズアセサートレーニングについて
UNEP(国連環境計画)とイギリスのReef World(リーフワールド)財団によるサンゴ礁保全の取組みであるグリーン・フィンズ。主に、環境に配慮したダイビングやシュノーケリングのガイドラインの作成と、それを遵守しているダイビングショップの評価・認定を行なっています。世界ではフィリピン・ベトナム・タイなど14カ国、約600のダイビングショップがGreen Finsの考え方を導入しています。
サンゴ礁が広がる綺麗な海をもつ恩納村では、ダイビングショップと一丸となってダイビングやシュノーケリングのガイドラインを普及させ、恩納村の環境と経済を持続可能なものにしていきたいと考えます。そこで、まずは各ダイビングショップへ評価・認定を執行できるアセサーを国内で育て、普及活動の促進を強化していきます。
日本で初めてとなるこの試みでは、リーフワールド財団のスタッフが来日し、講義と実技を合わせた6日間のトレーニングを行い、アセサーとして必要なスキルや知識を取得します。トレーニングのプログラムには、グリーン・フィンズについて理解を深める講義や、ダイビングで評価を行うために水中で必要なスキルの練習などが組み込まれています。
また、トレーニング実施後には、国内初となるグリーン・フィンズ認定店もトレーニングを受けた日本のアセサーによって行われる予定です。
グリーン・フィンズ(Green Fins)とは
2004年、国連環境計画が開始した取組み。ダイビングやシュノーケリング事業に対し、環境に優しいガイドラインを普及させていくことを通して、サンゴ礁を保全することを目的としている。現在はリーフワールド財団が主導する。ダイビング・シュノーケリング業界にとって、唯一の国際的な環境基準であり、厳しい評価制度を設けおり、導入後の効果測定なども行っている。設立以来、世界14カ国、約600のダイビングショップがGreen Finsの考え方を導入している。
公式ウェブサイト:https://www.greenfins.net/
<グリーン・フィンズの主な活動>
サンゴ礁への負担を減らすことをダイビング業界の方々に対し促し、奨励している。「錨の使用」、「魚への餌やり」、「化学物質汚染」など環境や海洋生物に対して悪影響を及ぼしてしまう行為に対して、低コストの代替案や、戦略トレーニング、支援や資料提供を行うことで、観光事業におけるサンゴ礁への直接的、間接的なストレス要因を日々減らそうとしている。
リーフワールド財団とはイギリスをベースとした世界中の海洋生態系の課題解決を目標とする慈善団体で、グリーン・フィンズの国際コーディネーター。地域社会や観光客、次世代のために主にサンゴ礁やサンゴ礁関連の生態系などの自然資源を有効に活用することを促進している政府、企業、地域社会、個人を支援し、海洋資源を将来にわたって確保するために世界中で活動している。
公式ウェブサイト: https://reef-world.org/
一般お問い合わせ先:
▶ 恩納村役場SDGs推進事務局Green Fins推進担当: 積田
E-MAIL:japan@greenfins.net